自立援助ホームってご存じですか?

虐待等家庭での様々な事情により親元で暮らすことが難しく、社会的擁護下にある15歳~20歳までの子供たちが、仕事や学校に通いながら自立に向けてのステップを踏むことが出来る場所です。

児童養護施設が「学校に通うこと」が大前提であるのに対し、自立援助ホームの目的は「自立」。

それだけに入所する子供たちに求められるハードルも高くなる。

「働きながら生活費や遊ぶお金を自分で稼ぐ必要があるが、社会に出てお金を稼ぐこと=自立とはいえない。入所を希望する彼らの本当の意味での自立をさせえたい」」と願い、自立援助ホーム〇〇の運営を決めました。

————–貴団体について教えて下さい。


自立援助ホーム〇〇は、沖縄県〇〇市〇〇にあります。

定員は〇名で、現在〇歳~〇歳までの5人の子供たちが暮らしています。

————–自立援助ホームとは、どんな場所なのですか?


15歳から22歳までで、学校へは通わず「働く」という選択をした子どもたちが多く暮らす自立援助ホームです。

自立援助ホームは、原則15歳から20歳(※)までの義務教育終了後に施設や家庭から出て働かなければならない青少年に暮らしの場を与える施設です。

就労し社会へ一人立ちする「自立支援」が目的なため、国からは、子ども一人につき1万円程の生活費(事業費)の助成があるだけで、十分な補助金はありません。


社会的養護下にある2歳から18歳の子どもたちの多くは、「学校に通うこと」が前提で児童養護施設で暮らしますが、もし学校をやめてしまったら、「学校へ通うこと」が入居の大前提となる児童養護施設で暮らし続けることはできません。

(自立援助ホームと児童養護施設の違いを表にしたもの。自立援助ホームで暮らす子どもたちへの負担の大きさがよくわかる)

(部屋で、入居する若者たちが談笑中。リビングではスマホゲームの通信バトルで盛り上がることもある。)

──児童養護施設で暮らすためには、学校に通うことが条件ですか?自立援助ホームは?
はい、そうです。そうなると、高校を中退したり、自らの意思で高校進学をしなかったりした場合、頼れる親や親戚がいない子どもは、児童養護施設に残ることもできず、行き場もなく路頭に迷ってしまいます。


児童養護施設は、親が子どもを虐待したり育てられない状況になった場合、都道府県の児童相談所と福祉施設の職員の判断のもと「措置」というかたちになるのに対し、自立支援ホームは本人の「自立援助ホームに入りたい」という意思の元、児童相談所長からの「委託措置」という手続きになります。


児童養護施設の目的は子どもたちの「養育」であり、学校へ通い、教育を受けることが前提になります。そのため、住民税や医療費といった部分はすべて国が負担しますし、本人が入居費用を支払うということもありません。